カメムシ対策について
カメムシ類は種類が多い上、発生場所が多岐にわたるので(発生植物がカメムシの種類によって異なるので)、発生場所を特定するのは困難です。発生場所が分かっても、その草や樹木を刈り取ってしまうなどしなければ発生を繰り返すので、根本的な解決(飛来をゼロにするの)は難しい害虫です。
そのため、対策・駆除方法は屋内へカメムシを入れないようにする「侵入防止対策」が最も有効な方法となります。
カメムシの駆除方法(侵入防止対策)
春先や、晩秋の越冬時期になるとカメムシは建物の隙間を見つけて侵入してきますが、屋内に侵入する前、壁や窓などに止まります。特に、日当たりの良い壁面に止まっていることが多いです。
そのため、あらかじめ壁面などに殺虫剤を処理しておいて、処理面にとまったカメムシを駆除し、屋内へ侵入するのを防止します。
- <カメムシ殺虫剤について>
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- (1)広い範囲(建物や外壁など)には
- →水で希釈するタイプの殺虫剤が便利です。
- (2)細かい部分 (窓枠やドアの隙間、換気口の周囲など)
- →部分処理にはスプレー式の殺虫剤がおすすめです。
- (3)直接、カメムシを駆除する場合
- →スプレー式殺虫剤または凍結駆除スプレーがおすすめです。
- ※植物のカメムシ駆除は、「農薬」と記載されている殺虫剤のみ使用可能です。
農薬登録されていない殺虫剤を植物に散布すると、草木を枯らすなど影響を及ぼす場合がございます。ご注意ください。
洗濯物のカメムシ対策
カメムシが大量発生して飛来してくる時期は、洗濯物(衣類)にカメムシの臭いや糞が付いたり、洗濯物と一緒に室内へ入れてしまうことがあります。そのため、取り込む際は、カメムシをそっと払ってから洗濯物を入れてください。
また、大発生の時期は、なるべく外で干すのを控えていただくか、 または、カメムシを寄せ付けにくくする忌避剤を設置してください。
(※忌避剤はカメムシを駆除しません。「寄せにくく」するもので、飛来をゼロにするものではありません。また、カメムシの種類によって効果を得にくい場合がございます。ご注意下さい。)
カメムシの種類や特長を知る。
カメムシの生態と種類成分や目的から駆除剤を選ぶ。
プロがすすめる駆除アイテム