モグラの種類・生態
■モグラの種類
モグラによる被害があった場合、本州の中部(静岡・長野・石川)を境にして北側ではアズマモグラ Mogera wogura、南側ではコウベモグラ Mogera robustaによるもと考えても間違いないほど、この2種が日本を占めます。
アズマモグラ、コウベモグラともに低地の草原や農耕地から山地の森林にまで分布しますが、湿潤で土壌の深い平野部で最も生息密度が高くなります。昆虫類とミミズを主に捕食していますが、ジムカデ類やヒル類、植物の種子なども食べます。
■モグラによる被害
モグラによる被害には、農作物やガーデニング・園芸植物の被害、モグラが掘り巡らした穴を大量の雨水が流れて土砂が流出したり、庭がボコボコになったりするなどの被害があります。
モグラ防除と対策
モグラ対策
モグラ対策の方法としては、よくペットボトルで作った風車で、振動をおこし忌避させるというものがあります。これによって効果は得られますが、いつかはこれに慣れるため、また被害が出てしまう恐れもあります。
その他 、モグラ用の忌避剤などをまいて、対処することも効果的です。
モグラの侵入防止
ある程度決まった範囲内を防除したい場合、その区間の周辺に金網やトタンを深さ50~60cmほどで埋め、物理的に侵入できないようにするといいでしょう。